私がいなければ、あの人はやっていけない・・・と思う必要はない

人は、皆自分で自分の人生を幸せにする力を持っている。

あなたがいなければ、あの人は不幸になってしまう・・・そう思わなくていい。

特に情の深い人、お世話好きな人にそう申し上げたい。

お世話好きが高じて、相手の自立を阻んでいないだろうか。

あるいは、お世話することで自己満足していないだろうか。

「かわいそうだから何とかしてあげたい」

そう思うあなたの優しい気持ちは尊いが、

意外とそれが盲点になっている。

つまりかわいそうと相手を思うことが、

相手を弱者と見ていることである。

人は皆自分で自分の人生を切り拓くことができる力を持っている。

もちろん、人生で最も尊いことは人助けである。

しかし本当の人助けは、相手を援助することではない。

相手の中にある自立の力を引っ張り出してあげることである。

相手を大切に思うなら、その字のように「大きく、切る」ことも必要だ。

[わくわく成功講座 No.214]