失って知る健康のありがたさ

命より大切な健康
命より大切な健康

元気で健康でいる時は、健康のありがたさを実感できません。

 

頭では理解しているつもりでも、無茶・無理・無駄な生活を送り、

知らず知らずの内に大きなツケを払ってしまうのです。

 

まさに生活習慣病がその典型です。

そして気づいた時はもう手遅れ。これも全て無知のなせるワザ。

 

これを無明とヨガでは呼んでいます。

 

 

人生の早い時期に大病をした私は、本当に好運でした。

健康のありがたさを実感することができたのですから。

  

そのおかげで

「どうしたら健康でいられるか」

「どうしたら幸福に生きることができるか」

本当にいろんなことを学ばさせていただきました。

 

まさに「一病息災」とは、よく言ったものです。 

人生を支配する五癖(ごへき)とは?

無意識の内につく習慣や癖のことを、ヨガや仏教などではカルマと呼んでいます。

身についたカルマが、その人の人生を左右するのです。

 

ではどんなカルマがあるのでしょう?

私は「みるみるよくなるこころとからだ」と言う本の中で、それを五癖として紹介しました。

Sinkui幸福学の中核となる部分です。

簡単に解説を試みます。

 

体癖・・・体の使い方の癖、姿勢や態度、行動パターン

息癖・・・呼吸の仕方の癖

食癖・・・食べ方や食べ物の嗜好の癖、食習慣

言癖・・・口癖(くちぐせ)、言葉の使い方の癖

心癖・・・考え方、感じ方の癖、イメージの癖

 

この癖は、大変シンプルに分類できます。

 

消極的か積極的か、暗いが明るいか、悲観的か楽天的か、

否定的か肯定的か、欠乏か富裕か・・・等々。

これらの二つに一つです。

 

一言で言えば、陰か陽かです。ややもすれば陰に傾きやすい人間ですから、

できるだけ陽気で生きることを習慣化すればいいのですから簡単です。

健康は命より大切?

「健康は命より大切です」と申し上げるとほとんどの方が怪訝な顔をされます。

「そんな馬鹿な。命が一番大事じゃないか?」と。

 

私もそう思っていました。

 しかしそうではない事実に何度か遭遇したのです。

 

私の友人で大成功した方がいました。

長者番付に載るほど、お金は手に入れたのですが、健康を損ない、

最後は植物人間となって誰ともコミュニケーションできず、

そのまま他界してしまいました。

 

人生にとってお金はとても大切ですが、健康を害して寝たきりになってしまえば、

あまり意味をなさないことを実感した瞬間です。

 

「命あっての物種」と言われますが「健康あっての物種」ではないでしょうか?

 

健康とは「体が健やかで心が康らかな」こと

健康とは、健体康心という言葉から来ています。

つまり私達の心と体は、紙の表と裏のように一体のものです。

その人間の心と体を丸ごと健康にするのがSinkui幸福学です。

 

「健全なる精神は、健全なる肉体に宿る」と言う有名な言葉があります。

しかし健全な肉体を持っていても、心を病んでいる人は山のようにいます。

また五体不満足な肉体を持っていても、健全な心を持っている人も、たくさんいるのです。

 

願わくば、健全な肉体と心を持ちたいものです。

それを手にすることができるのがSinkui幸福学です。

「体質改善」・・・体の健康とは?

世の中には、いろんな健康法が出回っていますが、つきつめるととてもシンプルです。

 

それは「体質改善」つまり、いい血をつくって、循環させること(血質と血循)。

これ以外にはありません。それを昔の人は「食息浴動」と見事に表現しました。

 

いい血をつくるには、次の二つをおいて他にはありません。

それは、食事と呼吸です。

 

よく考えて見て下さい。私達が直接的に外部のエネルギーを取り込むには、

食事と呼吸をおいて他にはないということを。

 

私達の髪の毛から、足の爪先まで、細胞でできており、

その細胞の原料は日々食べる食べ物です。

そしてその食べ物と、呼吸によって体内に取り込まれた新鮮な酸素によって、

血液が生産されるのです。

 

その時、血液が新鮮でサラサラしていることが健康を維持する絶対条件です。

新鮮な血液が全身をくまなく循環し、細胞一つ一つを蘇らせるのです。

これを新陳代謝と呼びます。この血液が汚れていてドロドロだったらどうですか?

 

さて、どんなにいい血液が出来ても、それも体中に巡らせる必要があります。

それが「浴動」です。

 

日光浴や温冷浴、マッサージなども一法です。

 

たまにはマッサージもいいですが、他力本願にならないで、自らまめに動き回って下さい。

筋肉もついて体温も上がります。頭もよくなります。ボケ防止には歩くのが一番です。

 

寝たきりになると、血液の循環が極端に悪くなり、一気に衰えるのも当然のことです。

血液をくまなく循環させ、新陳代謝を活発にするためにも怠け者にならないことです。

 

「心質改善」・・・心の健康とは?

それでは、心の健康についてはどうでしょう?

 

これもシンプルです。

 

それは、いい心の質をつくって循環させること。(心質と心循)

これを私は「心質改善」と名づけました。

 

「食息浴動」に習って表現すると、「明朗愛和」となります。

 

つまり、いつも明るく朗らかでいられる心をつくり、その心で人を愛して、人と和するのです。

 

そのためには積極心を養うこと。積極心を養うことで、明るく朗らかな心ができあがります。

積極心の集大成が成功哲学ですが、残念ながら成功哲学を知識として学ぶだけでは、

積極心は身につきません。

 

やはり身に着けるためには、行法が必要です。体で覚えることしか方法はありません。

 

その点、ヨガでは

積極心を養う呼吸のコントロールから、食事法、あるいは丹田力強化の方法等、

実践的な智慧にあふれています。ただ単なる知識ではないところが、ヨガの醍醐味です。

その叡智の結晶を現代的にアレンジしてのがSinkui幸福学です。

 

「金質改善」・・・経済の健康とは?

貧すれば鈍するという言葉があります。

 

肉体を持っている以上、健全な生活を維持するためには、経済の健康もとても大切になります。

経済の血液、それはお金です。お金を「おっかねえ」と言って、避けて通る訳には行きません。

 

お金は、エネルギーと考えて見るとわかりやすいと思います。

つまりエネルギー=生命力が高まるとお金が集まって来るのです。

 

ヨガではお金についての智慧はあまりありませんが、

Sinkui幸福学では、このお金に関する智慧も満載です。

なぜなら39歳で独立しいろんな事業をして来て多くのことを体験し学んで来たからです。

 

「体の健康とは?」や「心の健康とは?」の項でも述べて来た通り、

経済の健康でも、お金の「質」と「循環」をよくすることが「経済の健康」をもたらす秘訣です。

まさにこれぞ「金質改善」です。

 

それを私は「積極奉仕」と名づけました。

「積極」とは、「こつこつ積み重ねて、極限まで究める」と意味の漢字です。

つまり商売でも、まずコツコツ行い、そして商品やサービスを

とことん究めなさいということです。

 

そして「奉仕」つまりその商品やサービスで、お客様に尽くしなさいと言うことです。

 

そう言った意味で、世界を上げてのマネーゲームはまさに「濡れ手に粟」的な博打そのもので、

永遠の繁栄はありません。

そもそもノーベル数学賞を取った秀才達が、いろんな金融商品を編み出し、

パソコンの前でクリックするだけで巨額のお金を稼ぐことができる仕組みを考えましたが、

まさに知の暴走です。

 

コツコツ事業をしている人達の実体経済の何倍ものお金が、マネーゲーム的なシステムで、

一瞬で世界を駆け巡り1国の経済すら脅かす現代社会こそ、大自然の法則から離れたもので、

必ずバブルの崩壊のような反動が来ます。

 

今こそ人類の叡智を結集して是正する必要があります。

Sinkui幸福学が、その一翼なればと思っています。