生活と生存

数年前、こんな番組をテレビでやっていた。

渋谷にたむろする若者達に聞いた。

「人生で大切なものを3つ挙げて下さい」

その結果をまとめたところ

1. お金 2. 携帯 3. テレビ という集計結果となった。

 

その同じ質問を、仲代達也さんがやっている「無名塾」の若者に聞いた。

そうすると、この様な結果になった。

1. 水 2. 食料 3. サバイバルナイフ

 

さて、どちらがたくましく生きていけるだろうか?

 

これぞ、まさに生活と生存の違いだ。

残念ながら、戦後働く人のほとんどが サラリーマン化したため、

どこかの会社に勤めなければ、食べていけないと

マインドコントロールされてしまった。

そのためリストラされたり、派遣切りに会ったりすると

たちまちパニックになり、引き籠もる。

また生活保護のやっかいになろうとする。

 

しかし、人間は生活できなくても生存できるのだ。

その証拠に、私の知っている人で事業に失敗し、

全てを失ってすってんてんになった人がいる。

その彼は、住むところがないから海の家で住んだという。

(冬の海の家はさぞかし寒いだろう)

でも生存には困らなかった。

朝は魚を捕って食べ、昼には近所の畑で大根などを失敬して食べつないだと言う。

もともとそんなことができる人間だから、今では大復活を遂げている。

 

そう、私達はどんな状況でも生存できるのである。

[わくわく成功講座 No.212]