善玉菌と言う言葉をご存知の方も多いだろう。
何しろ健康番組や健康雑誌、健康本、花盛りの時代である。
この善玉菌と言う言葉がよく使われる。
善玉菌に対して悪玉菌。そして日和見菌。
腸内環境をできるだけ善玉菌優位にすることが健康の秘訣であることが常識になって来た。
善玉菌が優位になると、日和見菌が善玉菌のサポーターになるそうだ。
すると悪玉菌がタジタジとなって勢いがなくなるのがおもしろい。
日和見菌とは、よく名づけたものだ。まさに付和雷同、
風見鶏、周りの状況に合わせて立ち回る都合のいい菌である。
最近私は地元の方々と、有用微生物群による農法
(EM農法と琉球大学の比嘉照夫先生によって名づけられている)で、
野菜をつくっているが、まさに腸内と土壌の関係がよく似ている。
腸内環境を整えると健康になれるように、いい土壌環境、
つまり土作りを行うと健康野菜が育つ。
化学肥料も農薬も必要ない。
有用微生物群、つまり地善玉菌が大きな働きをしてくれるのである。
そして微生物と人間も相似形、生き物として共通のものがある。
善人もいれば悪人もいる。そして大半の日和見。
近所の環境美化でも、率先してきれいにする人もいれば、
平気でゴミをポイ捨てする輩もいる。
そして町内あげての掃除の時は、
その状況を判断して普段は見かけない人も参加してくる。
その比率を、直感的に表したのが冒頭の1:8:1の法則である。
つまり善玉菌:日和見菌:悪玉菌の比率である。
大自然の法則からするとこの比率がどこにも出現する。
これを人間社会に当てはめると次のようになる。
リーダー:フォロワー:クレーマー
そして人は、生い立ちの中で、その人の持つ考え方、感じ方の結果として、
上記の3つのどれかになってくる。
決して生まれつきのものではない。
まさに人は環境の産物、氏より育ちと言われる所以だ。
[わくわく成功講座 No.272]
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